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関西フィルハーモニー管弦楽団について

音楽監督 オーギュスタン・デュメイ 世界中のオーケストラで、指揮者と楽団の関係が希薄になっていると言われています。それを理由としてオーケストラの顔が見えなくなってはいないでしょうか。オーケストラが独自の顔を持っていた時代…、例を挙げるならジョージ・セル&クリーヴランド管弦楽団、ユージン・オーマンディ&フィラデルフィア管弦楽団、サイモン・ラトル&バーミンガム市立交響楽団のような、指揮者と志向とオーケストラの持ち味とが融合した個性的な取り組みとサウンドを、私たちは目指しています。首席指揮者 藤岡幸夫(2000年より正指揮者、2007年就任/年間40回の共演)、桂冠名誉指揮者 飯守泰次郎(2001年より常任指揮者、2011年就任/年間20回の共演)との長期の共同作業を経て、心通い合う独自で強固な絆を築いてくることができたと、私たちは考えています。そしてこれらの経過を土台に2011年には音楽監督としてオーギュスタン・デュメイが就任。更なる飛躍を目指し、ほかでは決して味わうことのできない“心のこもった音楽”をお届けするオーケストラ、それが私たち関西フィルハーモニー管弦楽団です。

首席指揮者藤岡幸夫 1970年ヴィエール室内合奏団として発足。後にヴィエール・フィルハーモニックと改称、海外演奏旅行を含め12年間にわたるオーケストラ活動を基盤に、1982年1月、関西フィルハーモニー管弦楽団として新発足。1994年より常任指揮者に国際的に活躍するウリ・マイヤーが就任し、平成6年度大阪文化祭賞本賞を受賞した。2003年10月より特定非営利活動法人、2014年11月より認定NPO法人として生まれ変わり、関西を代表するオーケストラの一つとして文化・社会への貢献を目指して積極的に活動を続けている。

桂冠名誉指揮者 飯守泰次郎 世界的ヴァイオリニストでもあるオーギュスタン・デュメイは2008年より首席客演指揮者を務め、2011年1月より楽団史上初の音楽監督に就任。藤岡幸夫は2000年より正指揮者を務め、2007年4月より首席指揮者に就任。飯守泰次郎は2001年より常任指揮者を務め、2011年1月より桂冠名誉指揮者に就任。
 作品の古典美を最上に引き出すデュメイとの演奏は、弾き振りも含めて内外から大きな注目を集めている。藤岡は、「Meet the Classic」や地方公演においてクラシック音楽ファンの裾野を広げるとともに、定期演奏会においても斬新な企画で注目を博し、古典派から現代作品の初演まで幅広く取り組んでいる。飯守は、ドイツ音楽の真髄を響かせるベートーヴェン・ブラームスのシリーズや、オーケストラを主体にした新しいアプローチによる「オペラ演奏会形式上演シリーズ」などで、古典からロマン派を中心に精神性溢れる質の高い演奏で好評を博している。
 人間の営みから生まれた音楽…『ヒューマニズム』をテーマに、聴衆の心に感動と勇気を伝えるべく活動を展開するとともに、地域密着を重視。地元練習場での「コミュニティーコンサート」などで聴衆との交流を図り、関西出身の若手アーティストも積極的に起用している。活動に明確なビジョンを持ち、常に新たなことに挑戦する個性派オーケストラとしてますます好評を博している。
 2014年10月よりスタートしたBSジャパンの音楽番組「エンター・ザ・ミュージック」に藤岡幸夫と共に出演中。
 2015年5月から6月にかけては、スイス・ドイツ・イタリアの3カ国5都市を巡る楽団初のヨーロッパツアー(合計5公演)を開催し、各地で大きな注目を集めた。

特定非営利活動法人 関西フィルハーモニー管弦楽団設立趣旨

 関西フィルハーモニー管弦楽団は、1970年にヴィエール室内合奏団として発足後、一貫して音楽活動を通じて、多くの皆様に心の豊かさと安らぎを与えるという使命感をもって活動してまいりました。
 音楽は、人間の歴史の中で常に欠くことのできない役割を果たしてきました。音楽を通じて老若男女を問わず人々の心が結び付けられ、毎日を生きる勇気と活力を与え続けてきたのです。特にオーケストラは、沢山の人々が大ホールにてその感動を同時に享受できるという意味で稀有な瞬間を生み出します。私たちは年間に100回を越える演奏会を実施し、のべ10万人以上の方々に音楽が生み出す感動を届けています。オーケストラの魅力は、何十人もの音楽家達が心を一つにして作品に向き合い、音楽の奏でる感動を生み出すことが出来ることにあります。人間にしか生み出すことが出来ないこの営みの重要性がこれからの時代の中で益々重要性を増すことを確信いたします。特に、青少年に向けての活動は、当楽団の重要な柱の一つです。地方都市を訪れた際には、地元の皆様との共演やコミュニケーションを重視した演奏会を通じて、地域での音楽活性化に寄与しています。限られた人々のための娯楽ではなく、ファンの裾野を広げることに主眼を置いているのです。
 芸術活動は、長い人類の歴史の中で常に人々の心を豊かにし、活力を与える役割を果たしてきました。しかし、芸術活動それ自体は、決して営利を生み出すものではありません。多くの方々の支援を得て初めて成立するものなのです。我々は音楽家の情熱に支えられた任意団体として32年の活動を行ってきましたが、一民間団体としての活動には限界があります。より一層公益性を重視した活動を、広範囲な地域で安定的に行い、音楽芸術活動を通じて、深刻化する青少年教育・心の医療にも貢献していきたいと考えています。活動の活性化が社会の活性化に繋がるという確信を持ち、上述の理念に基づく活動をさらに発展させるために、特定非営利活動法人関西フィルハーモニー管弦楽団を設立いたします。

特定非営利活動法人 関西フィルハーモニー管弦楽団
楽団事務局長 朝倉祥子

理事会

平成19年6月19日より、理事会の機構を大きく変更しております。

理事会構成メンバー(平成26年10月1日現在)

  • 理事長
  • 井上 礼之(ダイキン工業株式会社 取締役会長 兼 グローバル
    グループ代表執行役員)

  • 理 事
  • 大竹 伸一(西日本電信電話株式会社 相談役)
  • 佐野 吉彦(株式会社 安井建築設計事務所 代表取締役社長)
  • 角 和夫(阪急阪神ホールディングス株式会社 代表取締役社長)
  • 立石 義雄(オムロン株式会社 名誉会長)
  • 辻 晴雄(シャープ株式会社 元社長)
  • 鳥井 信吾(サントリーホールディングス株式会社 代表取締役
    副会長)
  • 野村 明雄(大阪ガス株式会社 相談役)
  • 松澤 佑次(一般財団法人 住友病院 院長)
  • 宮内 義彦(オリックス株式会社 シニア・チェアマン)
  • 山本 雅弘(株式会社毎日放送 相談役最高顧問)
  • 木田 好子(ハーベスト・コンサーツ代表)
  • 浜橋 元(特定非営利活動法人 関西フィルハーモニー管弦楽団
    専務理事)

沿革

  • 1970年阪神間に住む若い弦楽器奏者達25名により、
    「ヴィエール室内合奏団」として発足。
    常任指揮者に宇宿允人が就任。
  • 1971年1月、第1回演奏会開催。
  • 1973年「大阪文化祭賞本賞」を受賞。
  • 1975年「ヴィエール・フィルハーモニック」と改称。
  • 1976年ルーマニア音楽祭に出演。
  • 1982年「関西フィルハーモニー管弦楽団」と改称。
    常任指揮者に小松一彦が就任。
  • 1988年名誉指揮者に小松一彦、常任指揮者に黒岩英臣が就任。
  • 1993年3月、オーク200ハープ館(現西館)内に本拠地を移転。
  • 1994年11月、常任指揮者にウリ・マイヤーが就任。
    就任記念演奏会の演奏に対して、
    「平成6年度大阪文化祭賞本賞」を受賞。
  • 2000年1月、正指揮者に藤岡幸夫が就任。
    6月、飯守泰次郎との「ベートーヴェン・ツィクルス」開始。
  • 2001年1月、常任指揮者に飯守泰次郎が就任。
  • 2003年10月、特定非営利活動法人として活動開始。
  • 2007年4月、首席指揮者に藤岡幸夫が就任。
  • 2008年9月、首席客演指揮者にオーギュスタン・デュメイが就任。
  • 2010年6月、第221回定期演奏会の演奏に対して、
    「平成22年度大阪文化祭賞奨励賞」を受賞。
  • 2011年1月、音楽監督にオーギュスタン・デュメイが就任。
    1月、桂冠名誉指揮者に飯守泰次郎が就任。
  • 2014年11月、認定NPO法人として認可。
  • 2015年5月〜6月、楽団初のヨーロッパツアー。
    スイス・ドイツ・イタリアの3カ国5都市を巡り、
    合計5公演を開催。
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